宇部市北部にある小野湖の湖岸に4月27日、体験学習施設「アクトビレッジおの」(宇部市小野、TEL 0836-64-5111)がオープンする。
同施設は、環境教育、湖面や周辺の自然をフィールドとした自然型レクリエーション、ボート・カヌーをはじめとしたスポーツ交流の3つを基本機能とした体験学習施設。
研修や環境に関する展示を行うビジターセンター、木工室や調理室を備えた体験工房、アリーナや宿泊室を備えた多目的ホール、炊飯棟やキャンプファイアー場のある30サイトのキャンプ場、60種類以上のハーブを栽培するハーブ園、屋外スポーツを行う多目的広場などを備える。
小野湖では以前から湖面を利用して、ボート競技の練習が行われていたことから、カヌーや競技用ボートを収納する艇庫を設け、親水護岸や2,000メートルのボートコース3レーンを整備した。未経験者を対象にカヌー教室、ボート講習会も行う予定だという。小野湖は日本有数のオシドリの越冬地でもあることから、湖岸に野鳥観察小屋を設け、ビジターセンターの展示スペースにもオシドリの模型展示や映像を流す。
同施設は、宇部市が1997年に整備計画を策定。2003年から造成、2005年に建設工事を開始し、今年3月に完成した。敷地面積は約7.4ヘクタール。南北に広がる小野湖の中間にあたる厚東川と大田川の合流地点に建設された。
宇部市市民活動課の河野泰明さんは「キャンプや体験講座など、目的を持って楽しんでもらえれば。多目的ホールの宿泊施設やキャンプ場は、すでに多くの問い合わせがあり、土日は埋まっている日もある」と話している。
利用時間は9時~22時。年末年始定休。
アクトビレッジおの(宇部市ホームページ)(©マルニ)