山口情報芸術センター前の山口市中央公園(山口市中園町)で10月25日・26日、「第3回山口アーツ&クラフツ」が開催される。
同イベントは、陶芸、ガラス、木工など、120人のクラフト作家やアート作家が全国から集まり、山口市中央公園の芝生の上で作品を展示・販売するもの。県内の作家10人による「GREEN」をテーマにした展示、切り絵体験や銀粘土のストラップ制作などのワークショップも行われ、カフェや移動販売の飲食店も出店。
実行委員長で、山口・大内御堀でクラフトギャラリーを経営する伊藤慎一さんは、4年前に長野県松本市の「クラフトフェアまつもと」を訪れたことがきっかけで、歴史や文化に縁の深い山口市にも新しい風を吹き込みたいとクラフトフェアの開催を発案。県内で活躍する作家やアーティストを中心に「山口アーツ&クラフツ実行委員会」を発足させ、翌年「第1回山口アーツ&クラフツ」の開催にこぎ着けた。開催は今年で3回目となり、山口の秋のイベントとして定着しつつある。
毎年ポスターに使用される黒タイツ姿の「ダンボールマン」も話題を呼んでおり、今年は6人の作家らが白タイツ姿でダンボールをかぶった写真が使用され、公式パンフレットにはその撮影風景も掲載されている。
伊藤さんは「スローガンの『見る・観る・魅せる』の通り、クラフトが好きな人や興味がない人もぶらっと会場を見て回って、作家の作品に魅せられてほしい」と話している。
開催時間は、25日=10時~17時、26日=9時~16時。問い合わせは、同実行委員会(TEL 083-923-5533)まで。(©マルニ)