山口市菜香亭（山口市天花1、TEL 083-934-3312）は3月21日から、「着物レンタル・着付けサービス」を開始する。

　山口市菜香亭の周囲は、「大内文化特定地域」に指定されており、昔の街並みが残る竪小路筋や一の坂川沿い、大内文化や幕末に関する歴史的観光資源が多く残る地域。同サービスでは、その地域を、観光客や山口市民に、着物を着て街歩きを楽しんでもらうのが目的。

　主催は「山口の街並をきもので歩こう会」。同会は、毎年秋に行われるイベント「アートふる山口」で、2004年秋から同サービスを行っていたが、このほど、期間限定ではなく土曜、日曜、祝日に限り、山口市菜香亭で常時サービスを行うことになった。

　着物は、明るい色やシックな色など、さまざまな色の小紋（町着）を揃えているという。山口市内6社の呉服店で構成される「山口きもの振興会」が衣装協力する。

　同会の小川光さんは「日本の伝統衣装である着物に親しんでもらい、いつもの自分ではない自分を探して、山口の街並をのんびり歩いてもらえれば」と話している。

　同サービスは、土曜、日曜、祝日のみ実施。利用時間は9時～17時。利用料金は、2時間未満＝2,500円（レンタルのみ＝1,500円）、2時間以上～1日＝3,500円（レンタルのみ＝2,000円）。利用前日までの予約が必要（同21日のみ当日申し込み可）。

山口市菜香亭（©マルニ）