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長門で「棚田秋マルシェ」 棚田の周知拡大へ、「わんちゃん芋掘り大会」も

昨年の「夕涼み棚田マルシェ」の様子(写真提供=NPO法人ゆや棚田景観保存会)

昨年の「夕涼み棚田マルシェ」の様子(写真提供=NPO法人ゆや棚田景観保存会)

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 棚田を活用するイベント「棚田秋マルシェ」が10月26日、長門・油谷地区の「棚田の花段」(長門市油谷後畑)で開かれる。

当日は「わんちゃん芋掘り大会」も

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 棚田再生プロジェクト「ときめく棚田大作戦」の一環で、6回目となる同イベント。今回は「棚田の花段」そばの山口県農業協同組合の倉庫周辺をメイン会場に設定し、棚田や広場を活用してイベントを展開する。

 主催するNPO法人ゆや棚田景観保存会の和田あいこ副理事は「前回と前々回の『夕涼みマルシェ』では、マジックアワーや夜の漁火など棚田からの景観を楽しんでもらえたと思うが、今回は秋の自然に触れながら『棚田の花段』がどんな場所で、当会がどんな活動をしているかを楽しみながら知ってもらいたいとの思いで昼間に開催する」と話す。

 当日は、棚田内各所に設置したポイントを回りながらクイズに答える「棚田クイズラリー」や、犬と一緒に芋掘りができる「わんちゃん芋掘り大会」(要事前申し込み)、シャボン玉アーティストによる「シャボン玉体験」などのほか、「ハーブティー作り」や「似顔絵コーナー」などのワークショップも実施する。

 メイン会場で行うマルシェでは地元産の野菜を販売するほか、ハーブポテトやハーブティー、ジェラートなど花段で栽培したハーブ等を活用したメニューや、カレー、焼きそば、「米粉のチュロス」など市内外の様々な屋台が並ぶ。

 和田さんは、これまでの活動を振り返り「人口減少や若手・人手不足といった問題を抱える中、様々な価値観や興味をもった人たちが集まるきっかけ作りになっている。活動をコツコツと続けていくことで人が集まり、土地の財産である棚田を再生させ、それを有効活用しながら自然とともに人が潤っていく未来図へのステップを踏んでいると感じている」と話す。

 「棚田と言えばお米のイメージがあるが、それ以外にも棚田ってこんなにきれいなんだとか、人が集まって自然も豊かなんだと、これまでのイメージとは違った新しい棚田をぜひ体験してもらいたい」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~16時。雨天中止。

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