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宇部・厚南のラーメン店「一杉」が10周年 節目を迎え、多店舗展開へ

ラーメン店「一杉」外観

ラーメン店「一杉」外観

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 宇部の「拉麺 一杉(ラーメン ひとすぎ)」(宇部市厚南北1、TEL 0836-39-6545)が11月17日、オープンして10周年を迎える。

提供する「白ラーメン」

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 同店は、「宇部にない博多系テイストの豚骨ラーメンで勝負しよう」と店主・杉野友紀さんが2014(平成26)年に出店した。

 杉野さんは、「当初は場所が分かりづらいという声もあったが、5年間で認知が広まり、学生さんも増えてきたように思う。持ち前のポジティブ精神でとにかく前に進み、コロナ禍でもほぼ休まずに営業した。これもひとえに周囲から助けられ、励まされ、通い続けてくれるお客さまがいるからこそ」と振り返る。

 提供するラーメンは、豚骨と数種類の野菜で煮込んだスープの「白ラーメン」を看板に、魚介素材を合わせただしで作る和風しょうゆ豚骨の「黒ラーメン」、辛みそ豚骨の「赤ラーメン」(以上800円)の3種類。それぞれの「ハーフサイズ」(650円)も用意する。

 ラーメンは、注文時に味の濃さや油加減、ニンニクの量などを指定できるほか、麺は「極細麺」と「細麺」の2種類から好みの細さと硬さを選べる。

 手作りの羽根付きの「ギョーザ」(450円)、「炙りチャーシュー丼」(650円)のほか、ハーフラーメンとミニチャーシュー丼がつく「ハーフセット」(1,000円)なども提供するほか、店主の「ギャグ」で「ドンペリ(黒)」(9万9,990円)も用意する。 

 杉野さんは、「オープン当初から毎週決まった曜日と時間にルーティンとして通ってくれる方もいる。県外に引っ越してしまった方が『元気?』と立ち寄ってくれることも。自分にも子どもの時から通っていたラーメン店があるが、今度は自分たちが馴染みの店になっていきたい」と笑顔を見せる。

 今年9月には、JR宇部駅前に2016(平成28)年に閉店したカレー店のレシピと店名を継承した「サンハウス」をオープンした。今後は、「一杉」をのれん分けする形で多店舗展開しようと、現在加盟店を募集している。

 「10年の節目を迎えることができ、次のステップをようやく考えられるようになってきた。飲食業に限らず職人がどんどん少なくなっているので、技術を次の世代に継承していく環境を整えていきたい。機械化や自動化も当たり前の時代だが、手間を惜しまず、一から作れる職人として生涯現役であり続けたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、11時00分~14時30分、17時~21時。水曜定休。

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