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防府、ごみ拾いとコーヒーで緩くつながる「CCC」 県内初開催へ

防府・八王子ひろばで行われた「春まつり」の様子(提供写真=TRAIL hofu hachioji)

防府・八王子ひろばで行われた「春まつり」の様子(提供写真=TRAIL hofu hachioji)

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 ごみ拾いとコーヒーを通して地域で緩いつながりを作る「Cleanup and Coffee Club(クリーンアップアンドコーヒークラブ) 防府」が4月26日、JR防府駅前の複合施設「TRAIL hofu hachioji(トレイル防府八王子)」周辺で開催される。

八王子ひろば

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 「Cleanup and Coffee Club(以下、CCC)」は、地域のごみ拾いとその後のコーヒータイムを通して友だちを作ることや、地域で活動する人の支援などを目的に2022年に豊島区で始まり、今では全国50カ所以上で行われている。山口県内での開催は初めて。

 「TRAIL hofu hachioji」では、2022年12月から毎月第4土曜にイベントを行っており、今回はその一環。今年3月には、竣工を記念した「春まつり」を開いた。

 同施設の事業主体「大英産業」(本社=北九州市)の堂本雄太さんは「別の場所でCCCに参加した際、移住者も多く参加している印象で、新しい形の地域コミュニティだと感じた。少し早起きして、ご近所さんやお店の人などと会話をしながらゴミを拾い、自分たちの住む街を一緒に歩く。そういった時間を過ごすことで境界線がなくなり、暮らす人も訪れる人もつながるきっかけになれば」と話す。

 当日は、同施設内の「八王子ひろば」に9時に集合して簡単な自己紹介をする。ごみ拾いの後はコーヒーを飲みながら、自分の活動や店などアピールしたいことがある人の発表時間を設け、その後は自由に会話を楽しむ。コーヒーは無料。子どもにはジュースを提供する。

 堂本さんは「防府駅天神口から徒歩2分の当施設は、民間公園(八王子ひろば)、商業施設、店舗兼用賃貸住宅、分譲戸建て・分譲マンションが連なる、商いと暮らしが一体となった複合施設。暮らしの場であると同時に、かつての商店街のように人と人が出会う地域の交流拠点を目指したい」と話す。

 「今後は、昔ながらのカルチャーと現代的な革新を織りまぜて世代を紡いでいくような企画も考えている。普段の暮らしの中で『やってみたい』が気軽に始められる場所になっていけば」とも。

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