
マルシェイベント「パンと珈琲(コーヒー)のフェスティバル」が5月17日・18日の2日間、山口市産業交流拠点施設「KDDI維新ホール」(小郡令和1)で開かれる。
主催するコンベンションリンケージ(同施設指定管理者)の林ゆかりさんは「昨年は梅雨の時期に開催し、約8000人が来場した。実店舗を持たない出店者も多く、ヒト・コト・モノの新たな出会いの場となり、産業の交わりを生み出す役割が発揮できていると感じる」と話す。
今回は、過去最大規模の75店舗が出店。同施設の公式SNS「X(エックス)」で売り切れ状況などをリアルタイムで配信し、多くの人に商品が行き渡るようにするという。
出店するパン店は、「パンと」(広島・尾道)、マフィンやスコーンの「おやつ堂」(香川)、「タルタル卵サンド専門店 黄白舎」(山口)、「米粉シフォンケーキ工房 Lereve」(長門)、「田舎のパン屋さんクルール」(宇部)、「パンとおやつのはるこめ」(周南)など。1店舗につき1人5個までの購入制限を設ける。
コーヒー店は、「はいじ珈琲洋裁店」(光)、「APRICITY COFFEE」(山口)、「821Bee」(佐賀)、「Progress LIFE STYLE COFFEE」(広島)など。屋外にはキッチンカーが8台並び、ジェラートやホットドッグなどを販売する。
初めての企画として、同17日に、「Milton Coffee Roastery」(周南市)の田中大介代表による「美味しい珈琲の選び方・淹れ方」などテイスティングを含むワークショップを実施する。
同18日には、山口県立大学栄養学科「食育戦隊ゴハンジャー」と、やまぐち食育プログラム開発研究会によるイベント「ゴハンジャー出動!五感で楽しむライムギパン探検隊!」も実施する。ワークショップの参加は無料。
今回は新たな目玉企画として、新山口の高級食パン店「二度寝の長州」と、山口の銘菓・外郎の「御堀堂」がコラボした「外郎ホイップあんぱん」(400円、1日限定500個)や、珈琲ブースに出店する10店舗の商品を集めた「珈琲ドリップバッグアソート」(3,000円、1日限定50個)の限定商品を販売する。
企画に携わる中岡佑輔さんは「多くの方に来場してもらえるように毎年趣向を変えているが、今回は原点に立ち返り、大人心をくすぐるようなテーマになっている。仕事や家事に忙しい中で、ひと息つける休日を過ごしてもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~15時(パンは売り切れ次第終了)。各店で出店日は異なる。