
起業を目指す人を対象にした「起業塾25」が7月31日、「宇部商工会議所」(宇部市松山町1)で開講する。現在、受講者を募集している。
宇部市内で新規開業を目指す人、同市内で開業して5年未満の事業者を対象に、事業経営の基礎知識から、新規開業時の具体的な事業計画や資金計画の立て方まで、全10回にわたる実践的な講義を実施する。最終回には、受講者が自身のビジネスプランを発表する「ビジネスプラン発表会」も行う。
講師を務めるのは、中小企業診断士や宅地建物取引士などの資格を持つ大下憲彰さん。「経営って何だろう」「お金のルール・事業のルール」「投資計画と資金調達」といったテーマで、経営のノウハウを分かりやすく伝える。
主催する宇部商工会議所中小企業相談所の岩本和真さんは「講師の大下先生は、今年で3回目の登壇になる。実際に自分で事業をされているので、言葉に説得力があるし、同じような悩みを抱えている人にも共感が得られるはず」と話す。
「2002(平成14)年から行っているが、受講生の3割以上は何らかの形で開業している。事業者の数が減っていく中、地域経済を支えるのは、起業する人がどれだけいるかにかかっている。微力ながらその一助になればとの思いで続けている。この起業塾から一人でも多くの創業者を輩出し、繁盛店となってもらえれば」と話す。
受講の申し込み期限は7月24日。定員30人。受講料は8,800円。