
「保護猫譲渡会&マルシェ」が8月31日、宇部のレディースファッション店「Bell,Claro(ベルクラーロ)」(宇部市寿町1)で開催される。主催は動物愛護団体「福猫」。同団体が保護した猫に加え、宇部近郊で個人が保護している猫も参加する。
代表の西垣内(にしがうち)美幸さんは、宇部での室内譲渡会の場がまだ少ない現状を課題として挙げ、「猫たちの環境の変化にも考慮して、まずは宇部の猫は宇部で、という思いもある。個人でどうしようと困っている方は、『福猫』の譲渡会にどんどん参加してもらえれば」と呼びかける。
「福猫」の譲渡会は、猫を迎えたい人と個人で保護活動をしている人との出会いの場にもなっている。前回は、猫を保護した人が見学に訪れ、預かりボランティアや他の保護団体、個人で保護をしている人などと情報交換する姿が見られたという。
西垣内さんは「私たちの譲渡会をきっかけに、そうしたつながりも増えていけば。捕獲のし方はもちろん、譲渡には何が必要か、譲渡後のフォローなど、個人が分かりづらいところをサポートする活動にも力を入れていきたい」と、個人の保護活動への支援に意欲を見せる。
譲渡を希望する人には、先住ペットや受け入れ準備の有無などのヒアリングが行われ、飼育上の注意点が確認された後、1週間~1カ月のトライアル期間が設けられる。正式な譲渡の際には、ワクチン接種や避妊手術などの治療費の一部として、5,000円~1万8,000円の譲渡金が必要となる。
当日は、おむすびの「米手」と、からあげの「からあげ食堂黒べえ」が出店し、マルシェを開く。売り上げの一部が保護猫活動費になる手作りポーチの販売も行う。
開催時間は11時~15時。