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宇部で「近代捕鯨」テーマの講演 山口ゆかりの「捕鯨」を史料と風景で解説

舞台となる長門市仙崎の風景(写真提供=伊藤信行さん)

舞台となる長門市仙崎の風景(写真提供=伊藤信行さん)

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 捕鯨をテーマにした講演「日本における近代捕鯨と山口県」が10月18日、「宇部市役所市民交流棟」(常盤町1)で開かれる。

登壇する内田さん

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 山口県の歴史文化の研究と普及を目指し、今年7月1日に発足した「山口県歴史文化会」の初事業となる。

 講師は、宇部フロンティア大学で教鞭をとる歴史学博士・内田鉄平さん。「古式捕鯨の盛行地であり、近代捕鯨の発祥・発展の地でもある山口県を舞台にした捕鯨の歴史を知ってもらおうと企画した。宇部は、山口にゆかりのある国内大手水産企業の源流とも深く関わっている。下関や長門で講演する時とは違った内容になるので、宇部だけの話をぜひ聞きに来てほしい」と話す。

 講演では、山口県における近代捕鯨の歴史や日本人とクジラの文化について、近代日本史と絡めながら解説し、同会代表でフォトグラファーの伊藤信行さんが撮影した長門や下関の風景写真などを用いながら、史料と最新研究に基づいた専門的な内容を伝える。

 内田さんは「以前から社会活動の一環として、気軽に歴史文化を知ってもらえる機会を提供したいと考えていた。今後もテーマを変えながら、定期的に開催していきたい」と話す。

 開催時間は15時~16時30分。

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