
宇部市中央町の居酒屋「魚と炭 おんじょ」(TEL 0836-52-7202)が10月4日、オープンから3周年を迎えた。
店名の「おんじょ」は、鹿児島弁で「おじさん」を意味する。「気取らずに過ごせる大人の居酒屋」をコンセプトに、地元で仕入れる旬の地魚を使った魚料理と、「炭火焼き料理」などを提供している。
店主の木村誠さんは、「市内の居酒屋から独立し、経営のことは右も左もわからずトライアンドエラーの繰り返しだった」と振り返り、「当初想定していた30代から50代の客層に加え、食事利用のファミリー層などにも、紹介が紹介を呼び知ってもらえてきた」と話す。
オープンから半年後には日曜の営業を開始し、料理(鍋を除く)を大皿から取り分ける形ではなく、一人ごとに「個人盛り」で一品ずつ提供するスタイルに変更した。
木村さんは「今年に入り、秋口にかけての閑散期と言われる時期でも新規客が多い。魚は毎日仕入れ、なくなり次第受け付けを終了させてもらっているが、週末は20時すぎくらいに来店を止める日もある」と、盛況ぶりを語る。
現在は、魚、炭焼き、土鍋の三本を料理の柱に据える。主なメニューは、刺身・海鮮メニューとして「刺身の5種盛り」(1,250円)、「瀬戸内たこのねぎ塩」(950円)、数量限定の「ぶりかま塩焼き」(800円)、「本マグロとろユッケ」(1,300円)、「黒瀬ブリのしゃぶしゃぶ」(1人前、1,000円)など。
炭焼きメニューは、「牛サガリ」(1,300円)、「長州鶏もも」(750円)、「雲仙ハム」(600円)など。一品料理は、「ポテトサラダ」(600円)、「肉厚しいたけバター醤油」(1個550円)などをそろえる。
このほか、日替わりの「鰹(カツオ)の炙り刺し」(1,200円)、「さつまいも天ぷら」(350円)、季節の「秋刀魚(サンマ)と舞茸土鍋ご飯」(2~3人前、1,600円)なども用意。アルコール類はビールや地酒などのほか、「みかんサワー」(715円)、「萩産ゆずハイボール」(615円)なども提供する。
今後について、木村さんは「多店舗展開も視野に入れているが、これまでと変わらずお客様やスタッフの満足度を高めていきたい。ワンランク上の店にも学びに行き、求められるアウトプットをしていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は、平日=17時30分~23時、土曜・日曜=17時~23時、月曜定休。