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山陽小野田に「ほっこりいわくらBAR裕次郎」 カラオケ、明石焼きも提供

「幸せの音楽空間でほっこりしてもらえたら」と金重さん

「幸せの音楽空間でほっこりしてもらえたら」と金重さん

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 山陽小野田の国道190号沿いに「ほっこりいわくらBAR裕次郎」(山陽小野田市日の出1、TEL 080-5231-4688)が12月10日、オープンから3カ月を迎えた。

明石焼きなど「いわくら和風ランチ」

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 同店は、2012(平成24)年から今年7月まで、宇部・厚南で明石焼き専門店「ほっこり処いわくら」を営業していた店主の金重健次さんが、業態を変更して移転オープンした。金重さんは「コロナ禍や物価高もあり、試行錯誤しながらなんとか頑張ってきたが、明石焼きを作る際の鉄板が使えなくなり、そろそろ潮時かなと苦渋の決断だった」と前店の閉店を振り返る。

 「地元の山陽小野田で音楽活動もしていたので、昔から一番やりたかった『楽しく会話しながら、誰もが自由に好きな歌を歌い、音楽で幸せになれる空間』をやろうと。ステージイベントなどで歌ってきた昭和の大スター石原裕次郎さんの名前にあやかって再出発した」と、出店の経緯を語る。

 店舗面積は15坪。店内にカウンター8席と、10人ほどが座れるボックス席を設け、カラオケを1人500円歌い放題で提供する。食事なしの場合はチャージ料(昼=500円、夜=1,000円、おつまみ付き)が必要。

 昼の時間帯は、「バーの雰囲気でランチも楽しんでほしい」と、サラダ、バケットピザ2種類、シチューなどのプチコース「洋食BARランチ」(1,500円、夜は2,000円)を用意。夜は予算に応じたコース料理も提供する。

 12月からは、前店の看板メニューだった兵庫県明石市の郷土料理「明石焼き」を再開した。卵風味の生地を和風だしに付けて食べる「明石焼き」(900円)や、明石焼き・うどんなどが付いた「いわくら和風ランチ」(1,500円、夜は2,000円)を用意する。

 金重さんは「バーで『明石焼き』が食べられるのも珍しいのでは。常連客から再開を望む声も多かった。現地の明石では『玉子焼き』とも呼ばれるソウルフード。神戸では普段の食事やおやつ、飲んだ後に締めとして食べる文化もある。優しい味付けのだしで、飲み会が続く日や寒い時期にもほっこりしてもらえたら」と話す。

 ドリンクは、ビールやカクテル(以上800円)、ハイボール、チューハイサワー(以上700円)、ワイン、ウイスキーなどのアルコール類のほか、ノンアルコールカクテルやソフトドリンクをそろえる。「黒蜜きなこバニラアイス」(500円)、「コーヒーフロート」(800円)なども用意する。

 金重さんは「今後は生演奏のライブも定期的に行いたい。音楽や歌には、人を元気にしたり、寄り添ってくれたりする力がある。特別な一曲との出会いが人生を変えることもある。世代の垣根を越えて人とのつながりが生まれる場所になれば」と話す。

 「ミニステージもあるので、カラオケパーティーやライブ会場、楽器の練習、誕生日会などのレンタルルームとしても利用してほしい。カラオケ喫茶のように気軽に使ってもらえたら」とも。

 営業時間は、昼=12時~16時、夜=20時~23時(予約時は昼=11時~、夜=18時~)

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