地域連携イベント「やまぐち援むすびまつり」が12月12日、山陽小野田のSC・おのだサンパーク(山陽小野田市中川6)で始まった。
「地産地消グルメフェア」と題し、長門市、萩市、阿武町の飲食店や企業のほか、同エリアの道の駅などが出店するイベント。異なる個性を持つ地域が手を取り合い、各地域の食を通して歴史や観光、文化を知り、「地元に恋をするきっかけづくり」を目的に初開催する。
14日までの期間中、西館1Fサンフェスタ広場と屋外広場を会場に、同SC(小野田商業開発)と県内の地産地消を応援するプロジェクト「援むすび山口」(デザインATOZ)が共催する形で実施する。
同イベント限定のコラボ商品も多数並び、「どんどん」と「村田蒲鉾店」(以上萩市)がそれぞれの看板商品「肉うどん」と「ちくわ」をコラボした「肉ちくわ天うどん」を提供するほか、「焼とりや ちくぜん」(長門市)が長州ながと和牛や俵山のジビエを使用した牛串・ジビエ串を販売する。
会場では、「元乃隅神社」(長門市)の「お賽銭投げ」や、日本海の海を感じる「VRシーカヤック体験」などが疑似体験できるブースや、「むつみ昆虫王国」(萩市)の昆虫販売、温泉の手湯(てゆ)体験、森林資源を活用したワークショップなども展開する。
13日には、田中文夫萩市長と「どんどん」を展開する「スナダフーズ」砂田透社長のトークショー、14日には、全国やきとり連絡協議会理事兼「焼きとりや ちくぜん」のオーナー青村雅子さん、深川養鶏農業協同組合代表理事組合長の末永明典さんのトークショーが行われる。
同SCを運営する小野田商業開発営業部の掛波岳澄さんは「生産者や消費者、企業など各地域を結び、生産者の思いが伝わるイベントになれば。多様な人が訪れる商業施設だからこそできる発信をしていきたい。現地でしか味わえないその土地の味や物語を知ってもらい、地産地消の輪を広げたい」と話す。
開催時間は、10時~18時(最終日は17時まで)。