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作り手のストーリーを食卓へ 宇部の老舗「ヒグチ青果」が山口に2号店

「世の中のおいしい野菜や果物を伝えていきたい」と樋口さん

「世の中のおいしい野菜や果物を伝えていきたい」と樋口さん

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 宇部市の老舗青果店が手がける「ヒグチ青果 大歳店」(山口市朝田、TEL 090-2295-6732)が12月24日、JR大歳駅程近くにオープンした。

同店が販売する野菜や果物

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 運営するのは、祖母の代から続く「樋口商店」の3代目・樋口正剛さん。約45年前に父の代で卸売りメインへとシフトしたが、8年前にUターンした樋口さんがその熱意を継承。宇部・西岐波の「宇部店」に次ぐ拠点として、湯田温泉エリアに近い同地を選んだ。

 卸売り中心の宇部店に対し、大歳店は一般客が買いやすいようオープンなショーケースを設置。約50平方メートルの店内にはプレハブ冷蔵庫を完備し、鮮度管理を徹底する。

 店頭には、全国の市場や県内各地(宇部、山陽小野田、美祢、萩など)の農家から仕入れた素材が並ぶ。2カ月熟成させた吉四六ブランドの「紅はるか」、自然栽培の「泉さんのホウレンソウ」、園田きこり農園の「原木しいたけ」などのほか、エディブルフラワーやセロリアック、マイクロリーフなどの希少野菜も取り扱う。

 「地域それぞれの気候や土壌で育った特有の味がある」と語る樋口さんは、「作る人と食べる人の間に立つ『真ん中』が青果店の役割」と定義する。作り手のストーリーを消費者に伝え、消費者目線の意見を生産者にフィードバックすることで、双方をつなぐ。

 今後は一般販売だけでなく、飲食店や施設向けに、調理効率やコストを踏まえた食材選びなどの「おいしい提案」も強化していくという。「世の中にある本当においしい野菜や果物を伝えていきたい。地元の枠にとらわれず、全国から旬が集まる場所にしたい」と展望を語る。

 営業時間は9時30分~15時。月曜、火曜、日曜・祝日定休。

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