JR新山口駅近くの「YIC調理製菓専門学校」(山口市小郡黄金町)で2月16日、「すっぽん」を用いた調理実習が行われた。学生たちは慣れない食材に悪戦苦闘しながらも、プロの料理人としての技術と心構えを学んだ。
同校では、日常的に扱う食材だけでなく、珍しい食材の調理法を学ぶ機会を設けている。今回の実習は、生きた食材を自らの手で捌くことで「命」の大切さを再確認し、「食」に対する深い思考と知識を養うことを目的に行われた。
実習には調理師科の1年・2年コースの生徒16人が参加。日本料理講師の樋口稔さんの指導の下、生きたスッポンの捌き方を一から学び、伝統的な「すっぽん鍋」を仕上げた。初めて触れるスッポンの力強さに驚きの声を上げながらも、生徒たちは真剣な表情で包丁を握り、果敢に調理に挑んでいた。
指導にあたった樋口さんは「料理人として、地元の食材や希少な食材の調理法を熟知しておくことは不可欠。日頃扱わない食材を学べるのは当校ならではの強み」と話す。
「不慣れなのは当然だが、若いうちにこの手順を習得しておくことは将来の大きな財産になる。難しい仕事を嫌がらず、真摯にやり抜く姿勢を身につけてほしい」と、次代を担う教え子たちに期待を寄せた。