清涼飲料水の製造・販売などを行う日本果実工業(山口市仁保下郷、TEL 083-927-0111)は5月25日、ご当地サイダー「長州地サイダー」を発売した。
同商品は、山口県産の夏ミカン果汁を使ったサイダーで、炭酸がきつくなく、サラッとしていて飲みやすいのが特徴。無着色で夏ミカンの果汁色をしている。
同社の20~30代の若手社員4人で構成する「商品開発チーム」の手によって開発された。地元に根付いた商品を作って地域を活性化させようと考えていたところ、山口県ならではの「地サイダー」を作ることを思いついたという。
アルミボトル缶には、夏ミカン頭の「長州藩士」がイラストで描かれており、高い志を持って山口を元気にしてほしいという意味を込めた。同社ではこれまで、若年層をターゲットにしたパッケージデザインがなかったため、今回の「長州藩士」のイラストは新しい取り組みとなる。どうすれば目に止まるパッケージになるか試行錯誤の上、面白い要素を取り入れたデザインにしたという。
同社直販部直販課の石川玲さんは「山口県内の企業がこんな取り組みをしているのだと知ってもらい、地元で何かしようと思うきっかけになれば。今後も第2弾、第3弾と積極的に面白い新商品開発に取り組みたい」と意欲をみせる。
アルミボトル缶入りで、内容量は490ミリリットル。希望小売価格は135円。山口県内のスーパー、コンビニ、サービスエリアなどで順次発売している。インターネットでも販売中。販売目標は年間1万ケース。(©マルニ)