山口美祢・秋芳町で8月21日からナシの出荷が始まり、同23日からは観光ナシ園がオープンした。
秋芳町のナシは、1904(明治37)年に二十世紀梨が植栽され、山口県で最初に梨栽培が始まった。カルスト台地特有の良好な排水と石灰分に富む土壌に、昼夜の大きな気温差が加わり、糖度が高く肉質が柔らかいのが特徴。山口県を代表する秋の味覚として「秋芳梨」と呼ばれ親しまれている。
山口美祢地域では、7月21日に1時間の雨量としては観測史上最多となる90.5ミリを記録し、豪雨による影響が心配されていた。
「豪雨の影響はありません」と話すのは秋芳梨生産販売協同組合の岡村幹男さん。「春先に天気が良かったので順調に生育した。お盆以降に晴天が続いてくれたので糖度が高く水分も多い」とも。
観光ナシ園は9月18日ごろまで毎日開催し、園内はナシ食べ放題で土産にナシ2個が付く。開園時間は9時~16時30分。入園料は、大人=1,000円、小学生=800円、幼児=600円。
直売所では箱入りの販売も行う。価格は、3キロ=3,000円、5キロ=4,500円、10キロ=7,000円。
問い合わせは、秋芳梨生産販売協同組合(美祢市、TEL 0837-65-2221)まで。