ネットワークと連動したメディアアート-山口情報芸術センターで企画展

「フォントにおける時間」をテーマに、山口情報芸術センターの展示空間とWEBで作品を展開している /撮影:丸尾隆一(YCAM InterLab)写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]

「フォントにおける時間」をテーマに、山口情報芸術センターの展示空間とWEBで作品を展開している /撮影:丸尾隆一(YCAM InterLab)写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]

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 山口情報芸術センター(山口市中園町、TEL 083-901-2222)で現在、セミトラ・インスタレーション展「tFont/fTime」が開催されている。

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 セミトラは、ネットワークとリアルスペースを連動した独自のデザイン手法を開拓し、カンヌ国際広告祭、クリオ賞、One Show、New York ADC、D&ADなどの広告賞を多数受賞しているクリエーター集団「Semitransparent Design」から生まれたアートユニット。

 タイトルの「tFont/fTime」とは、「時間フォント/フォント時間」を表し、フォントが時間によって変化していくプロセスを視覚化する新しい発想から、文字デザインを探求する試みだという。

 特設ウェブサイトからメッセージを投稿すると、その文字は作品へと展開されて同センターの展示会場に出現し、オリジナルフォント「tFont」として表示されるほか、時間軸「fTime」となって、鑑賞者のアクションや、カメラ、モニターなどのメディアを通すことで、そのメッセージが加工されていく。さらに、その様子をカメラでとらえ、サイトから会場でのフォントの変容を文字の風景として見ることができる。

 開催時間は10時~19時。入場無料。2010年1月10日まで。

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