山陽小野田の竜王山に生息するホタルが見ごろを迎え、今年も多くの鑑賞者が訪れている。
竜王山の中腹から山頂にかけて、登山道や雑木林の草地で光を放っているホタルは「ヒメボタル」と呼ばれる種類で、ゲンジボタルやヘイケボタルよりも一回り小さく、短い間隔ではっきりと点滅発光するのが特徴。
鑑賞者の一人は「毎年ホタルを見に竜王山に来ているが今日は少ない。昨年はホタルの数も多かった。先日からの雨の影響もあるのでは」と心配そうな様子をみせる。別の鑑賞者は「近所なのでよく来る。今年は数が少ないが、竜王山から見える夜景とホタルが重なると格別」と話していた。
竜王山のヒメボタルの保存・保護活動に積極的に取り組んでいる山陽小野田市会議員の山田信幸さんは「広範囲かつ多数のヒメボタルが生息するのは、山陽小野田にとって貴重な財産。今後も保存・保護に努めていきたい」と話す。
竜王山では5月28日から、20時~22時の車両の乗り入れを規制している。規制は今月3日まで。