山口・小郡で8月1日、劇遊びや音遊びをしながら自信を持って自分の気持ちを表現する力を養う「表現道場」が開講する。主催はトゥルベールアンファン山口。
主催するトゥルベールアンファン山口は、2006年に音楽家・山根浩志さんが中心となって創立。さまざまな問題を抱えている現代の子どもたちに「表現教育(クリエーティブ・ドラマ)」の体験を通して豊かな感性を育て、仲間とともに生きる力、未来を切り開く力を育ませることを目指し、「ドラマスクール」「音遊びコンサート」などを展開している。
「子どもたちに自分の力で自信を持って生きていく力を育んでほしい。プロの音楽家として新しい自分に出会う手伝いをしたい」と話す山根さん。ピアニストの山根さんは、エリザベト音楽大学(広島市)や山口芸術短期大学などの講師を務める傍ら、即興演奏家としても活動する。2009年度からは山口市教育委員会より依頼を受け、山口市内小学校で芸術体感事業「即興コンサート」を開くなどしている。
「わたしたちは普段いろいろなことを即興的に表現しながら生きている。道場では子どもたちに楽しく遊びながら自分の持っている表現する力を見つけ、それを思いっ切り外に出して楽しませてあげたい。演劇が好きな人、音楽が好きな人、お話つくりが好きな人、想像力を鍛えたい人…自分を表現し、新しい自分と出会いたい人にぜひ参加してほしい。プロの演劇人や音楽家と一緒にさまざまな『表現』にぜひチャレンジしてみてほしい」と参加を呼びかけている。
8月1日の開講後は1カ月に1度のペースで活動し、最終回の2011年3月13日は保護者向けに成果発表会を開く。会場は新町東公民館(山口市小郡上郷新町東上)。
参加費はキッズコース(小学1・2年生)=8,000円(7回分)、ジュニアコース(小学3年生~高校生)=1万円(同)。問い合わせや申し込みはトゥルベールアンファン山口のホームページから。申し込み締め切りは今月23日17時まで。