山口大学工学部の教授や学生、研究者らでつくる「科楽奇兵隊」は8月7日、山口宇部空港国内線ターミナルビル(宇部市沖宇部)で出前イベント「おもしろ科学実験」を行う。
科楽奇兵隊は、2008年からスタートした山口大学や県などが連携して県内の小中学生に科学技術の楽しさを伝えている「長州科楽維新プロジェクト」の一環で、小学校に行って理科の授業を行ったり、子どもたちが集まるショッピングモールなどに出掛けるなどして「おもしろ科学実験」を実施している。
今回の実験テーマは「低温」。マイナス78.9度のドライアイスを使ってさまざまな実験を行った後、さらに低温のマイナス196度の液体窒素を使い「バラを凍らせる」「バナナでくぎを打つ」などの実験を披露する。そのほか、先着50人には凍ったバラを手で握りつぶす体験をしてもらうワークショップも行う。
同大大学院准教授の崎山智司さんは「子どもたちに小さな頃から科学の楽しさを体験させて、感性豊かな子どもを育てたい。長州五傑(長州ファイブ)にあやかって長州科楽五傑を育成したい」と話す。
会場は同ビル2階ロビーで、16時30分から行う。