山口東京理科大学(山陽小野田市大学通り1、TEL 0836-88-3500)の第1食堂で提供されている「フグ鍋」が話題を集めている。
同メニューは、毎年10月から春休みに入るまで登場し、月3~4回夕食メニューで不定期に提供している。同学食は18年ほど前から鍋料理を提供しているが、10年ほど前に「フグ鍋が食べたい」と学生に言われたことから提供を始めたという。不定期で提供する理由について、同食堂の吉本典正さんは「いいフグが入ったとき以外はメニューにはしない。小ぶりで安価なフグならいつでも出すことができるが、全長20センチ以上のフグでないと味が出ないしおいしくない」と話す。
同メニューは、フグのほかにシイタケやシラタキ、ハクサイやモヤシなどが入っており、特製のポン酢につけて食べる。「今日も23食分用意したが、夕食の営業が始まって30分で予約も含めて既に6食出ている。閉店を待たずに売り切れる」ほどの人気だという。メニューはあらかじめ公表されないため、当日学食に行った人だけがわかる「レア」メニューになっている。
フグ鍋を食べていた2年生の学生は「なかなか食べることができず、初めて食べるがとてもおいしい。学食でフグ鍋が食べられるとは思わなかった」と驚きの表情を見せる。
価格は、ご飯と小鉢、漬けものが付いて、大フグのときは780円、中フグのときは750円。「市場価格だと1,400円ほどはするのでは。メニューとして出すからには、大学生の時に学食でフグ鍋を食べたことが記憶に残るようにしたい」と吉本さん。
営業時間は、平日=8時~9時・11時~21時、土曜=11時~19時。日曜・祝日定休。一般も利用できる。