山口県内最大手の無料クーポン誌「お店情報フリーマガジンMOTTEKE（もってけ）！」が6月24日、リニューアルした。運営会社はビジネスアシスト（下関市）。

　2003年に創刊した同誌。毎月15万部を発行し、県内の大型スーパーや書店などに置いていた。今回の大幅リニューアルは「より地域に密着した情報を届けたい」と下関・山陽小野田・宇部地域の情報を掲載する「西部版」と、山口・防府・周南・岩国などの地域の情報を掲載する「県央・東部版」に分割。発行部数も5万部増やし10万部ずつ発行する。

　これまでは赤を基調にイラストと写真で構成していた表紙もイメージを一新。西部版、県央・東部版でそれぞれ色を変えたほか、女性モデルを起用して県内のさまざまな場所を背景に撮影した写真で構成している。リニューアル創刊号は夏をイメージし、下関・角島のあざやかな海の写真を使用した。

　同社お店情報部の川上明子さんは「今回の大幅なリニューアルはさまざまな方からのサポートのおかげ。東西で分割したことでさらに地域密着したお得な情報を提供できるようになった。お得なクーポンがたくさんあるので多くの人に利用してもらいたい」と話す。

　昨年9月に宇部営業所（宇部市鵜の島町）を開設した同社。同営業所では3人のスタッフが同地域の店舗情報収集に奔走している。5月1日には岩国営業所も開設。山口県内の各地域でさらに地域密着を目指し、全域での店舗情報のカバーを目指すという。

　これを機にウェブサイトも店舗当たりの情報量を大幅に拡充し全面リニューアル。気になる店舗のクーポンをまとめて保存できる「クーポンカート」機能や、携帯電話のGPS機能で今いる場所の近くの店やクーポンを探せるサービスなどを提供するほか、メルマガ会員を対象にクオカードやプレミアムクーポンなどが当たるプレゼント企画も始めた。

　「ホームページは、より使いやすくより楽しくをコンセプトに全面リニューアルした。お得なクーポンが携帯サイトからも簡単に入手可能なのでぜひ利用してもらいたい」（川上さん）

　同誌の発行は毎月最終金曜日。