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宇部の画廊でクレヨン画展-独自の技法でクレヨンの温かみ表現

クレヨン画家の市川武さん

クレヨン画家の市川武さん

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 宇部・新天町の画廊「GALAXY(ギャラクシー)ふくなが」(宇部市新天町1、TEL 0836-31-0085)で現在、「市川武クレヨン画の世界展」が開催されている。

色彩豊かなクレヨン画家・市川武さんの作品

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 同展は、下関にアトリエを構え活動しているクレヨン画家・市川武さんの作品展。同画廊では初の開催。原画や作品の複製、プチアートなど約50点を展示即売している。価格帯は3,200円~27万円。

 デザイナーとして店舗や洋服、雑誌挿絵などさまざまなデザインを手掛けてきた市川さん。2005年に大病を患った際に、病床でそれまでに経験のなかったクレヨン画に挑戦したことをきっかけに制作を開始。愛犬「ラフ」をモチーフに、クレヨン特有の温もりのある作品をこれまでに約150点生み出した。下関市立しものせき水族館「海響館」のイルカ・アシカショーのバックパネルのイラストも手掛け、九州を中心に個展を開いている。

 市川さんは、作品を制作する中で「クレヨンをぬってヘラを使ってぼかしたり延ばしたりしていく」(市川さん)独自の技法を編み出し、同方法で何色も組み合わせることで色合いや表現方法を多彩にしている。作品に頻繁に登場するハートは時間の流れを表現し、愛情などの思いを込めているという。

 「クレヨン画はゼロからのスタートだった。ラフを通して温かさや愛情、願いを表現している。見てくださる方に思いが伝われば」と話す。

 開廊時間は10時~19時。水曜定休。8月13日まで。期間中、市川さんが在廊する。

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