長州科楽維新プロジェクト・学生隊は8月27日、西岐波ふれあいセンター(宇部市西岐波床波)で「夏休み工作教室」を開いた。
山口県内の小中学生を対象に科学の楽しさを伝え、次世代の科学技術者を育成することが目的の同プロジェクト。今回は、夏休み期間中の小学4~6年生を対象に「学校では体験できないこと」をテーマに「電子オルゴール」と「LEDランタン」を製作した。
同教室には31人の児童が参加。参加した児童は学校のカリキュラムにはない「はんだ」を使い、光センサーを搭載したオルゴールの基盤を溶接する「はんだ付け」を体験。LED電球を使って発光するランタンの製作ではLEDについて学びながら、それぞれ趣向を凝らしたカラフルなランタン作りを体験した。
同プロジェクト学生隊リーダーの三宅一敬さんは「はんだ付けなどの慣れない作業に最初は戸惑いもあったようだが、肌で科学に触れることで楽しんで体験してもらえたと思う」と話す。
市内から参加した5年生の杉山綾香さんは「オルゴールが自分で作れるとは思わなかった。はんだを使う作業が特に楽しかった。ペットボトルをデザインするのが難しかったが、LED電球について知ることもできてとても勉強になった」と笑顔で話していた。
児童たちが製作したLEDランタンは、宇部ときわ公園で今冬開催されるイルミネーションコンテストで展示する予定。