山陽小野田・厚狭の「山口ワイナリー」(永山酒造=山陽小野田市石束)は4月10日、宇部ときわ公園(宇部市則貞3)で収穫したブルーベリーを使った「ぶるーべりーワイン」の販売を始めた。
同園内の「湖水ホール」北と常盤湖湖畔合わせて10アールの敷地で栽培する約140本のブルーベリーから、昨年夏に初収穫した果実200キロのうち150キロを使い作った同ワイン。同園で収穫したウメを使い昨年11月に販売を開始した「梅ワイン」に続き、同ワイナリーと宇部市、ときわ公園が連携して完成させた。
同ワインの特徴について、永山酒造副社長の山田正志さんは「ブルーベリー独特の酸味が強く、食前酒に向いている。独自の製法で作っているので果実の濃い味わいを楽しむことができる」と話す。「通常のワインは100日ほどで醸造が終わるが、今年は寒さが厳しかったこともあり、このワインは醸造に半年かかった」とも。価格は1,800円(500ミリリットル入り)。限定200本。
今後については、「果実の収穫量などが予想できないため、今年の果実をワインにするかどうかは未定だが、今後もときわ公園にあるものを有価物として売り出すことは続けていきたい。山口県でワインを醸造していることも、もっと広く知ってもらえれば」と山田さん。
今月10日から宇部ときわ公園・湖水ホールで行われている「手作り作華展」(開催時間=10時~17時、最終日は16時まで)でお目見えした同ワイン。同会場のほか、ウノシマ商事(宇部市南小羽山、TEL 0836-31-1103)、山口ワイナリーで販売する。