山口市内に居酒屋を経営する「だんだんグループ」(山口市錦町)は7月31日、山口・中央の早間田交差点そばに居酒屋「悠処 やご家(やごや)」(山口市中央2、TEL 083-924-7745)をオープンする。
店舗面積は1階と2階合わせて60坪で、席数は70席。しっくい、石、木材など自然素材をふんだんに使用し、茶色と黒をベースにしたシックな空間。1階は個室スペースを重視しており、外からの入り口やトイレを専用に設けることで他の客と会わずに過ごせる「VIP席」、かまくらのような入り口の「穴ぐら個室」のほか、1人あたりの空間を広めにしたU字型のカウンター席を備える。2階は仕切り板や御簾を使用して個室感覚の空間になっているが、すべて取り払えば最大50人での利用も可能。大型ディスプレーも備え、結婚式の2次会や小規模披露宴などの利用も想定している。
同店は、同社が経営する居酒屋「だんだん茶屋」の姉妹店。「だんだん茶屋」は学生など若い客層をターゲットとした大衆居酒屋だが、同店は少し年齢の高い人がゆっくりと過ごすことを目的としており、女性が1人でも来ることができる店舗づくりを目指したという。ターゲットは、30代後半~60代の女性。
料理は和風ベースの中に欧風料理を取り入れた本物志向のメニューで、「生ウニとオマール海老のムース コンソメジュレ」「フォアグラのソテー いちぢくのコンフィチュールを添えて」「仔羊の炭火焼き大葉の香りパニス添え」「茶そばの自家製豆乳つけ麺」「地魚の梅がゆ 陶板焼」など。欧風料理、純和食、創作料理がミックスされているという。ドリンクメニューには、ソムリエが選んだレアなワインも。想定客単価は4,500円。
同社の末広泰三社長は「店名の『悠処』には、『癒しと遊び心が満載の場所』という意味が込められている。夜は閑散としているので場所としては悪いと思うが、あえてここなら『かくれ家』にできると思った。県道に面しているので昼間は車通りが多く、店の看板だけで広告塔にもなる」と話している。
営業時間は17時30分~23時30分(金曜・土曜・祝前日のみ24時まで)。火曜定休。
だんだんグループ(©マルニ)