宇部ときわ公園(宇部市則貞3)内に設置されている「巨大ポスト」が、「世界一大きな郵便ポスト」としてギネス記録に認定された。
鉄を素材にした同ポストは、高さ=前面5.54メートル、後面7.18メートル、幅=3.64メートル、奥行き2.95メートル。ギネス記録は体積で競われ、これまで韓国が持っていた記録を約5立方メートル以上上回る68.484立方メートルで世界記録を塗り替えた。
同ポストを企画・制作したのは、山口大学工学部の学生や長州科楽維新プロジェクトなど学生が主体のプロジェクトチームで、昨冬の同園のイベント「TOKIWAファンタジア2012」の目玉として昨年11月中旬に完成。宇部郵便局も協力した。
昨年12月27日に計測などをして記録に挑戦。今月16日、ギネス・ワールド・レコーズ(イギリス)からギネス認定の通知メールが届いた。
山口大学工学部で同プロジェクトリーダーの増田知也さんは「電子メールでのやり取りが多い中、手紙の温かさを再認識してもらうきっかけになればと挑戦した。素直にうれしい」と満面の笑みを見せる。
「昨年、イベントに合わせて期間限定で投函(とうかん)できるようにした時には、回収袋が毎回手紙でいっぱいだったと聞いている。大切な人に感謝の気持ちなどを伝える手紙を投函してもらいたい。手紙で幸せな気持ちになってもらえれば」とも。
ギネス記録認定を記念し、同大学の学生がデザインした同園をモチーフにした記念スタンプも用意し、今月20日からは9月30日までの期間限定で投函を受け付ける。
問い合わせは、山口大学付属ものづくり創成センター(TEL 0836-85-9816)まで。