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山口の住宅街に青果店「萩野菜ピクルス」-萩産・県産野菜を無人販売

場所は山口情報芸術センター(YCAM)近くの住宅街の一角

場所は山口情報芸術センター(YCAM)近くの住宅街の一角

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 山口・中央公園近くの住宅街に県産野菜を販売する無人青果店「萩野菜ピクルス」(山口市旭通り1、TEL 083-929-3636)がオープンして1カ月が過ぎた。

野菜を無人販売する

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 オープン日は4月7日。同店を開いたのは、2年ほど前から萩産の野菜を「萩野菜」と名付け、これまで萩市内のスーパーへの卸売りなどを中心にブランド化を推進してきたJINRI(ジンリ)の椋木章雄さん。きっかけについて、「萩の農業を支えているのは高齢の方が多く、重労働なことや跡継ぎもいないなどの現状を知り、萩産野菜を中心に県産の野菜の物流を担うことで支えになりたいと強く思った」と話す。

 元鮮魚店だった店舗を改装した約3坪の同店は、設けたボックスに代金を入れて持ち帰る無人直売所スタイル。下関や山口、岩国など県内全域で収穫された常時15種類の地元産野菜と、萩の野菜の魅力をPRする加工品として4月中旬から販売を始めた手作り商品「萩野菜ピクルス」を販売する。野菜の中心価格帯は120円~250円。

 店名と同じ名前の商品「萩野菜ピクルス」は、萩産のキュウリ、ニンジン、トマト、大根などを使うほか、店頭には並ばない規格外の野菜もカットしてピクルスにする。約半年間研究を重ねて「和風」「洋風」「カレー」の3種類を完成させた。同店のほか、土産商品として道の駅萩しーまーとや道の駅萩往還でも扱い広めていくという。

 「オープンから約1カ月、SNSでの情報発信も積極的に行い、近隣の方を中心にじわじわと知っていただいているようだ。新鮮でおいしかったという声も頂きとてもうれしい。現在は、甘夏やトマト、ナスなど夏野菜も並んでいる。農家の方の思いを伝え、地元のとれたての野菜の味をあらためて感じてもらいたい」とも。

 営業時間は8時~18時(仕入れによっては午後から営業する日も)。

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