山口・西京橋そばの「和カフェ 風香(ふうが)」(山口市中央1、TEL 083-923-8580)で9月25日、「風香坐禅会」が行われた。
同会は、山口・大内御堀にある「仁平寺」住職の田中大道和尚を講師に迎え、坐禅の説明を受け約10分の略式坐禅を行った後、同カフェの提供する食事を食べながら、田中和尚の話を聴くもの。
坐禅は、同カフェの椅子の上で片足を組む「半跏趺坐(はんかふざ)」のカジュアルなスタイルで行われた。同カフェをよく利用するという若い女性5人が参加し、「普段使わない筋肉を使った気がする」「暑くなって汗をかいた」「足がしびれた」などの感想も聞かれた。
坐禅の後には、同カフェによるオーガニックを意識した野菜中心の食事が提供された。今回のメニューは、合わせ薬味の吸い物、先付けプレート、冷やし茶そば、日本茶、お月見だんご。食事をしながら、田中和尚の話に耳を傾けた後、参加者から田中和尚へも坐禅や寺、仏門について、さまざまな質問が交わされた。気さくで何でも話せる雰囲気の田中和尚の話で、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。
同カフェを経営するジェイエス・カノン(山口市中央)の三隅美奈子社長は「自分を見つめる時間を持って、人にも思いやりを持ってもらいたいという店のコンセプトと、坐禅をすることはぴったりと合うことから、心を落ち着ける機会を作れればと思ったのがきっかけ。坐禅をすることで、回りのことも自分のことも見つめるきっかけづくりになれば」と話している。
今後も継続して坐禅会を続けていき、お香をかぐ会、水墨画を描く会など、異なるジャンルともコラボしていく予定だという。次回の坐禅会は10月15日19時~。参加費は2,500円で、定員6人。
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