宇部工業高等専門学校(宇部市常盤台2)の吹奏楽部とストリートダンス部が11月24日、山陽小野田市文化会館でコラボコンサート「踊る音楽祭」を開催する。
吹奏楽部が主催して行う初のコラボコンサート。毎年夏のコンクールに出場してきた吹奏楽部が、本年度コンサートの自主開催へと活動内容をシフトチェンジしたことから、「新しい試みのコンサートを開きたい」とストリートダンス部に声を掛けて実現した。
当日は3部構成で展開する。1部は「吹奏楽ステージ」として「スーパーマリオブラザーズ」や映画・アナと雪の女王の主題歌「Ler It Go」、ジブリ映画・天空の城ラピュタの劇中音楽メドレー「キャッスル・イン・ザ・スカイ」の3曲を披露。2部の「ダンスステージ」では、ダンス音楽にのせてヒップホップダンスやブレークダンスなどを披露する。
3部は両部が共演する「コラボステージ」。総勢50人がステージに上がり、吹奏楽が演奏する「AKBメドレー」「EXILEメドレー」に合わせてストリートダンス部がパフォーマンスを繰り広げる。
「2月に部内で案を出し、ひな壇や照明をどうするか、どのような構成にするかなどを時間を掛けて両部で話し合いを重ねてきた」と吹奏楽部の手塚梨絵部長。「演奏曲は幅広い層の来場を考えて、一度は耳にしたことのある曲を選んだ」と話す。
ストリートダンス部の中澤拓部長は「お互いにほかの部とのコラボは初めて。僕の部では吹奏楽の演奏で踊ったことがないばかりか、部員30人全員で同じものを踊ったことがなく、これまでにない挑戦だった。今回の取り組みで部員同士の新たな結束力が生まれてきた」と話す。
互いに「見どころはダンスと吹奏楽の融合」と話す初のコラボコンサート。「両部が一緒にステージに上がることで、これまでにない幅の広いパフォーマンスを見て楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。
13時30分開演。入場無料。問い合わせは、同校吹奏楽部(TEL 0836-35-4990)まで。