10月18日に行われる健康福祉祭「ねんりんピックおいでませ!山口2015」の「音楽文化祭」(会場=山口市民会館)に、コーラスグループ「CIRCUS(サーカス)」がゲスト出演する。
「サーカス」は、1978(昭和53)年にデビューした男女ボーカルユニットで、同年の「ミスター・サマータイム」と翌年にリリースした「アメリカンフィーリング」をヒットソングに持つ。メンバーの叶正子さんと叶高さんを中心に、2013年3月には吉村勇一さんと叶ありささんが加入し、デビュー35周年を迎えた。
吉村さんは山陽小野田・厚狭出身で、18歳まで地元で過ごした。幼少のころからピアノを習うなど音楽に親しみ、高校では山口県鴻城高校(山口市)の演劇部に所属。大学進学で上京し、卒業後には歌手を志してアルバイトをしながら下北沢でギター弾き語りやライブハウスでの活動を続けていた。ある日、ライブハウスの店主に勧められて受けたのが、同グループの新メンバー募集のオーディションだったという。
「サーカス」として活動を初めて約2年半。同グループについて「個性もそれぞれ。おおらかで好奇心旺盛な4人組」と吉村さん。今月14日には、デビュー40周年に向けたアルバムの第1弾となる「POP STEP JAZZ」をリリースした。
「全国各地で開くコンサートではよくお客さまと一緒に合唱するが、その瞬間に『歌をやっていてよかった』と思う。とても元気をもらえる」と笑顔を見せる吉村さん。「サーカスの魅力は、メンバー内で30~60代と世代間があり、それぞれのハーモニーが同じ方向を向いていること。地元の方にも音楽を届けられるように、これからも頑張りたい」と意気込みを見せる。