小野田小学校(山陽小野田市中川3)の児童が所属する「お茶っ子クラブ」が現在、3月20日に行われる「小野田児童館まつり」でのお茶席に向けて茶道の練習に励んでいる。
同クラブには同小2~5年生の9人が所属。茶道の作法や美しい所作を身につけようと毎月第4水曜日に小野田児童館(中川3)で練習を行っている。講師は裏千家淡交会宇部支部の幹事長・藤永宗里さん、中田宗房さん、須村いつ子さん。
同クラブがお茶席を設けるのは、1月に同館で開く恒例イベント「新春のつどい&二分の一成人式」を含む年2回。日頃の練習の成果を発揮できる場として、児童たちも楽しみにしている。
2月24日の練習には児童7人が参加。丁寧な指導を受けながら畳の上で茶道を学び、お茶を運ぶ手順や美しいお辞儀の仕方などを繰り返し練習した。
「孫世代と茶道を通して交流することで、時代の変化を感じられる楽しさもある」と藤永さん。「男の子も女の子も『お茶が好き』と言ってくれる。普段の所作を美しくすることに重点を置いているので、大人になった時にも役立つはず」とも。
同小3年生の小野誠くんは「新春のつどい」で同クラブの活動を見て興味を持ち、一昨年6月に入部した。「お茶を点てることは楽しい。児童館まつりではたくさんお茶が点てられるので楽しみ」と笑顔で話す。
1年生から同クラブに入部している住田美咲さんは5年生。「みんな仲良く練習している。今年もたくさんの人に来てもらい、丁寧にお茶を出したい。もうすぐ6年生になるので、もっと上手になりたい」とほほ笑む。
藤永さんは「作法に慣れていない方にとってお茶席は敷居が高く感じるかもしれないが、この機会に日本の文化に触れてほしい。子どもたちも一生懸命練習しているので、見に来て、お茶を楽しんでもらえれば」と参加を呼び掛ける。
イベントの開催時間は10時~13時30分。ステージイベントやバザー、スタンプラリーなども予定する。お茶席は10時30分~12時50分。1服100円。