「宇部」をテーマにした写真展「cheeeese!! CLUB 写真展『UBE PHOTO』」が3月12日から、宇部ときわ公園内・ときわミュージアム(宇部市則貞3)で開かれている。
「ぼくたちは、こんなに素敵なまちに住んでいる。」をコンセプトに、地元カメラマン約40人が市内で撮影した写真を展示する同展。「山本写真機店」(中央町1)の写真サークル「cheeeese!! CLUB(チーズクラブ)」発足10周年記念として開く。
2006年1月に同店の山本陽介さんが、写真教室と同時に発足した同サークル。年4期行う同教室の卒業生は昨年秋に400人を超えた。月1回開催する例会には卒業生ら50~60人が参加して、撮影した写真を持ち寄って発表している。
10年がたった今、山本さんは、同サークルについて「趣味や嗜好(しこう)が違う幅広い世代の人が集まり、それぞれの個性と感性で撮った写真を発表できる場になっている」と振り返り、今回の写真展は「節目の集大成」と話す。
会場内に展示する作品は100点以上。宇部の歴史や人の営み、季節、イベントなどなじみがある風景を切り取った作品や、「こんな宇部見たことない」と地元民が驚くような作品が並ぶ。「宇部のモンサンミッシェルやウユニ塩湖もある」(山本さん)。土曜・日曜には出展者が交代で在廊する。
山本さんは「長い間、写真を趣味にしていると外の景色を撮りに行きがち。写真の力と地元の風景をかけ合わせ、ファインダー越しに見える魅力的な宇部を届けたい。その瞬間を切り取ったカメラマンの気持ちや空気感も感じてもらえれば」と笑顔を見せる。
開催時間は9時~17時。入場無料。火曜休館。今月27日まで。