ANAクラウンプラザホテル宇部(宇部市相生町8)で5月24日、アパレルイベント「Oh!巴里(パリ)祭」が始まった。
県内でアパレルショップを展開するローズ(中央町1、TEL 0836-22-8262)が、毎年春と秋に開催する展示イベント。出店企業は23社、内1社が初出店。新作アパレルアイテムをはじめ、ジュエリー、バッグ、時計、美容・健康商品などが一堂に会するほか、カフェスペースではワインやブランデーの紹介・試飲ブースを設ける。
「花の都パリ」をモチーフにした会場の中央には、バラを豪華にあしらったエッフェル塔を再現。パリの地名を付けた7つのゾーンで展開する。
今回は、イベントシンボルとしてスイーツデコレーションを施すドレスをまとった人形を会場入り口に設置。使用するスイーツは全て本物。マカロン1600個のほか、ロールケーキ、カヌレ、砂糖菓子などで飾るドレスからは甘い香りが漂い、会場に訪れる来場者を華々しく出迎える。
同人形を手掛けたのは、菓子教室「お菓子のアトリエ SOLEIL(ソレイユ)」(名古屋市)を主宰する増井華奈さん。前日のデコレーション作業には9時間を要した。増井さんは「5月に合うよう、新緑をイメージしたグリーン系でまとめ、爽やかに仕上げた。イベントの見どころの一つを任せていただき光栄。近くで見て楽しんでもらえれば」とほほ笑む。
初日は、女性客を中心に続々と足を運び、会場内にずらりと並ぶアイテムを手にした。カフェスペースではスタッフがギャルソンに扮(ふん)して接客し、試飲や会話をゆったりと楽しむ来場者の姿が見られた。
同社の岩田弘さんは「巴里祭という名前も浸透し、毎回800人ほどが訪れる。普段味わえない非日常的な空間が魅力。私たちもドレスアップした装いでお迎えする。商品の購入だけでなく、ここで過ごす時間を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~22時(最終日は20時)。入場無料。今月26日まで。