山口市が「クリスマス市」になる12月を前に、「山口県内の明かり」をテーマにした観光パンフレット「長州タイムズ特別号 クリスマス便」が発行された。
山口宇部空港の開港50周年を記念して、山口宇部空港ビル(宇部市沖宇部)と日本航空(JAL、同)が11月から配布を始めた同パンフレット。12月1日から山口市が観光キャンペーン「クリスマス市」を展開することに合わせ、県内で見られる「明かりがともる風景」を写真付きで紹介し、県内名所のPRや観光客の増進を図る。
新聞サイズの見開きページには、CNNで紹介された元乃隅稲成神社(長門市)、夕日に照らされる周防大橋(山口市)や焼野海岸(山陽小野田市)、周南市の工場の夜景など15カ所の写真をツリー型に配置。ライトアップした常栄寺雪舟庭(山口市)や角島大橋(下関市)の夕景、県内のイルミネーションスポットも紹介する。
このほか、フランシスコ・ザビエルと、山口市での布教活動を許可した大内義隆の「バーチャル対談」を掲載。山口市で日本初のクリスマスミサが行われた史実を基に、市内各所でイベントを展開する「山口クリスマス市プロジェクト」の情報なども載せる。
JAL山口支店の統括マネジャー・村嶋成人さんは「県内各地のスポットを満遍なくピックアップした。魅力ある名所をつなぎ、観光の流れをつくる一端を担えれば。パンフレットをきっかけに来県し、県民の心にある温かい明かりも感じてほしい」と笑顔を見せる。
発行部数は3万5000部。首都圏の旅行会社、県内の道の駅や観光案内所、山口宇部空港などで配布するほか、「クリスマス市」のホームページでも閲覧できる。