美祢のカルスト台地・秋吉台で11月17日、イベント「秋吉台 星空のイルミネーション」が始まった。
イルミネーションイベント「やまぐち光誕祭」の一環。県内の観光名所である角島・秋吉台・山口サビエル記念聖堂を舞台とし、10月27日~30日は角島灯台公園にプロジェクションマッピングを投影した。今回は第2弾として秋吉台にレーザーやLEDを照射して「宇宙の鏡」に見立てる。
カルスト展望台から続く散策道を通った先の小高い丘に鑑賞ポイントを設け、ストーリーを交えながら約20分間演出。LEDで大地に星空を映し出し、レーザーで12星座を描くほか、2つのスクリーンでの映像や音楽、ナレーションなども組み合わせる。
光誕祭を企画・監修した、イルミネーションプロデューサーの丸々もとおさんは「秋吉台の地形や歴史を取り込みつつ、ストーリー仕立ての演出となった。秋吉台には大きな穴が多く作業は大変だったが、いい作品ができた」と話す。
期間中、展望台近くの緑地公園では「星空マルシェ」を開催し、「美東ごぼう」を使ったうどんやビール、焼きそばなどの温かい軽食を提供する。
美祢市観光商工部の廣中剛さんは「今の時期は最も空気が澄んでいて早い時間から星空を楽しめる。3日限りのイベントと満天の星空を楽しみに秋吉台を訪れてほしい」と話す。
開催時間は18時~21時。料金は、高校生以上=1,000円、小・中学生=500円。今月19日まで。