山口・一の坂川・竪小路周辺で2月24日より、「いつでもアートふる山口-桃の節句の企画展『おひな様めぐり』」が開催される。
年数回、一の坂川・竪小路周辺の商店、ギャラリー、工房、カフェなど15軒が共通のテーマで企画展示を行う「いつでもアートふる山口」。今回は、ひな祭りにちなんで、現代のひな人形、古いひな人形、ちりめん細工や焼き物の作品など、さまざまな「おひな様」を展示する。
アートふる山口のテーマ館「大路Lobby」(山口市大殿大路、TEL 083-920-9220)では、明治から昭和初期に作られた土製のひな人形(山口市歴史民俗資料館所蔵)や、大正時代のおひなさまなど、珍しいひな人形を展示。「NPO法人デジタルアーカイブやまぐち『ほたる工房』」(山口市大殿大路)では、卵の殻やクヌギのどんぐりを使ったちりめん細工のおひなさまを紹介している。
そのほか、同イベントとは別に周辺の観光施設・文化施設でも、おひなさまの展示企画を行っている。「山口ふるさと伝承総合センター」(山口市下竪小路)では3月18日まで、大内塗やレザークラフトなどのおひなさま作品を、「十朋亭」(山口市大殿大路)では2月24日~4月3日の土曜・日曜・祝日のみ、明治時代のおひなさまを、「山口市歴史民俗資料館」(山口市春日町)は3月末まで、土製のひな人形と明治時代のおひなさまを、それぞれ展示する。
「大路Lobby」の河本さんは「いろいろなおひなさまを見ながら春の大路小路を散策してほしい。もうすぐ一の坂川の桜も咲き始めるので、併せて楽しんでもらえれば」と話している。同館では、宇部市在住の上原利夫さんによる「木彫篆額展(もくはんてんがくてん)」も同時開催。中国古代文字の一種である「篆字(てんじ)」を木に彫った作品を展示する。4月3日まで。