マルシェイベント「パンと珈琲（コーヒー）のマルシェ」が7月3日・4日の2日間、山口市産業交流拠点施設「KDDI維新ホール」（小郡令和1）内の自由通路で開かれる。

パン店やコーヒー店が並ぶ予定の会場

　山口県央連携都市圏域を構成する6市町と島根県津和野町で7月1日から始まる「山口ゆめ回廊博覧会」のオープニングイベントの一環。同施設は7月1日にグランドオープンを迎える。

　マルシェは、7市町を代表するパン店やコーヒー店、キッチンカーが集結する。同イベントを企画した山口市地域おこし協力隊の中岡佑輔さんは「幅広い世代に親しまれるパンとコーヒーで、新しい施設に集客し、今後の利用機会の創出や南部地域の振興につながればと思い企画した」と話す。

　両日、自由通路に約3メートル間隔でブースを設け、テーブルを設置する。

　「パン」ブースには、山口市内の「まちのパン工房 とげまる」「生き残った者の掟（おきて）」「ゴトウパン」のほか「BENCH」「天然酵母パン おはなきっちん」（以上、宇部市）、「Pois082」「石窯パン工房 須恵の郷（さと）」（以上、山陽小野田市）、「ブーランジェリー ソレイユ」（美祢）、「yuQuri」（萩）、「糧×ハイカラ製作所」（津和野）のほか、萩市内のパン店6店舗のパンがそろった「la fete du pain HAGI」が出店。

　「珈琲」ブースは、山口市内の「Nishida Coffee」「Sai CoffeeRoastery」と「隙間珈琲」（美祢）の3店が出店。

　「キッチンカー」は、「nijiiro716」（防府）、「Mキッチン」（美祢）、「うふふごはん」（萩）、「Nature Stock」（山口）の4店が、ホール1階の「出会いの広場」に出店する。

　中岡さんは、2019年から地域おこし協力隊として活動するほか、ジビエ振興活動も行っている。「ジビエとコラボしたパンを販売する店もあるので、地酒のような感覚でジビエ肉に興味を持ってもらい、認知度を上げていくことができれば。このマルシェをきっかけに萩の地域おこし協力隊の方と連携を取ることができた。7市町の結び付きや関係性を強く築き、これからも地域が盛り上がるような企画を継続的に実施できれば」と話す。

　山口市交流創造部山口ゆめ回廊博覧会推進室主幹の矢次哲也さんは「オープニングイベントを皮切りに、地域の特色を生かしたイベントを12月末まで随時各市町で実施していく。公共施設利用ガイドラインにのっとり、安心安全を管理した『ゆめはく』で7市町を巡っていただき、地域の経済支援とともに、それぞれの地域の魅力を発見してもらえたら」と話す。

　マルシェイベントの開催時間は10時～15時（パンは売り切れ次第終了）。各店で出店日は異なる。