室町時代から続く夏の祭り「山口祇園祭」-今月20日から

頭の首頭をかぶり、羽をつけて、笛や太鼓に合わせて舞う「鷺の舞」

頭の首頭をかぶり、羽をつけて、笛や太鼓に合わせて舞う「鷺の舞」

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 山口・八坂神社、竪小路、駅通りなど一帯で7月20日より、室町時代から約600年続く祭り「山口祇園祭」が始まる。

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 同祭は、室町時代に山口で京を模したまちづくりを行っていた守護大名・大内弘世が京都から勧請して、上竪小路に祇園社(八坂神社)を建立したころから始まったと伝えられている。室町時代から現在まで続いてきた山口市を代表する伝統ある祭り。

 初日となる20日は、夕刻から「浦安の舞」と「鷺の舞神事」が奉納され、神様を御旅所に移すため、みこしや山車が八坂神社(上竪小路)から御旅所(駅通り)まで約2キロを練り歩く。スケジュールは、18時~=「浦安の舞」(八坂神社)、18時30分~=「鷺の舞」(八坂神社)、18時50分~=「祇園囃子」(八坂神社~商店街)、19時~=みこし出発(八坂神社~御旅所)、21時30分=「鷺の舞」「浦安の舞」(御旅所)。

 祭りの見どころのひとつである「鷺の舞神事」は、祭りの初日に奉納される神事で、県の指定無形民俗文化財にも指定されている貴重な舞。室町時代より受け継がれてきた。2羽の鷺が猟師に狙われたところを、少年が小鼓を叩いて危険を知らせて助けるという物語。舞は、八坂神社、安部橋、御旅所などで行われる。

 中日となる24日は、山口市中心商店街で総踊り「やまぐちMINAKOIのんた」が行われ、地区や職場、団体などでチームを作り、総勢1,500人による市民総踊りが行われる。19時30分~21時。

 最終日となる27日は、御旅所から再び神様を八坂神社に戻すため、みこしが御旅所から八坂神社まで練り歩く「御還幸」が行われる。19時~=「浦安の舞」(御旅所)、19時30分~=おみこし出発(御旅所~八坂神社)。

 交通規制も行われ、市中心部が歩行者天国となり、街は祭りムード一色に染まる。合わせて山口市中心商店街では、出店の立ち並ぶ夜市も開かれ、多くの人でにぎわう。

「ぶちエージャンヌ」-商店街のヒーロー番組にヒロイン誕生(山口経済新聞)「祗園祭マップ」無料配布-山鉾の位置情報や巡行ルートも掲載(烏丸経済新聞)「博多祇園山笠」フィナーレ迎える-「追い山」に大勢の見物客(博多経済新聞)(©マルニ)

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