宇部・ときわ公園内「ときわ湖水ホール」(宇部市沖宇部、TEL 0836-51-7057)で8月12日より、アニメ映画「カッタ君物語」の上映会が始まった。
7月16日に亡くなったモモイロペリカンのカッタ君をしのび、追悼特別映画上映会として企画された。上映会初日には、子ども連れの親子が多く訪れた。カッタ君が昔飛来していた明光幼稚園出身の7歳の女の子は「カッタ君とはいっぱい会っていたので、亡くなったことは悲しい。映画は夢中で見ていた。楽しかった」と話していた。
アニメ映画「カッタ君物語」は、宇部市民の募金で1994年に制作された長編アニメーション。主人公の少年がカッタ君と幼稚園へ通園したり、一緒に遊んだりして、少年とペリカンが友情を育むが、戦争によって平和が壊れてしまいそうになり、二人の冒険の旅が始まるというストーリー。上映時間は75分。
同ホールのロビーでは、ときわ公園で子どもたちとふれあうカッタ君や幼稚園に通っていたころの様子など、カッタ君の思い出の写真21点やアニメ映画のセル画10点も展示している。
上映時間は13時~、15時~の1日2回。16日には上映前に飼育指導員の白須道徳さんの講話が行われる。観賞無料(駐車料金400円が必要)。今月17日まで。
宇部市によるとカッタ君の死亡原因は、直接の死因となる障害は確認できず、「慢性腸炎が原因で低栄養状態となり、二次的感染か臓器障害の発生により死亡に至った可能性が高い」という。9月22日には、ときわ公園で動物慰霊祭と併せて追悼式が行われる。
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