すし店「赤田屋総本家」(防府市新築地町、TEL 090-5940-7118)が8月8日、「道の駅 潮彩市場防府」内にオープンした。経営は「蔵々」などの飲食店を展開する「RETHINK(リシンク)」(天神1)。
店舗面積は約8坪で、席数はカウンター=8席。白色を基調に床や椅子には赤色を用いる。安心して食事をしてほしいと、カウンター席からすしを握る手元が見える設計にした。
すしに使う魚は、防府の市場に並ぶ地魚のほか、生の本マグロを仕入れる。すし酢は赤酢を使う。赤田礼仁店長は「企業秘密のすし酢の配合は、バランスの良いものになるよう時間をかけて研究した。思い描いた味にたどり着けた」と話す。
メニューは、その日お薦めの魚で握る「赤田屋9貫セット(みそ汁付き)」(1,800円)と1貫から注文できる単品を用意。単品は、「大トロ」(400円)や「中トロ」「イクラ」(以上300円)、「マダイ」「赤身」「ゆでえび」(以上200円)、「かっぱ巻き」「たまご焼き」(以上100円)など。魚の種類は当日の仕入れ状況によって異なる。飲み物は、ビールや日本酒、ソフトドリンクなどをそろえる。客単価は1,800~2,500円。持ち帰りは、1,500円~1万5,000円の範囲で注文できる。
前職がすし店勤務という赤田店長は「魚料理を提供する店を開く構想があり、運営会社がすしを握れる人を探していたタイミングで声をかけてもらった。すし店の朝は早くて大変だが、とても楽しい。店で出している魚はほとんどが道の駅でも買える。おいしいすしを食べて、目の前の鮮魚店でも魚を買って帰ってもらうようにする『縁の下の力持ち』のような存在で潮彩市場をもっと活気づけたい」と話す。「常連客も付いてきたので、今後は行列のできる店にしたい」とも。
営業時間は10時~18時。水曜定休。