社会福祉や障がい者支援に関わる団体や宇部市内の企業と市民をつなぐイベント「虹の架け橋プロジェクト」が2月8日、ANAクラウンプラザホテル宇部(宇部市相生町)で行われた。
同ホテルが2018(平成30)年に創業35周年を迎え、社会貢献事業として翌年から始めた同プロジェクト。会社と労働組合が一緒になって取り組んでいる点が高く評価され、2019年度には山口県から「企業ボランティア活動促進モデル事業所」に指定された。
過去2年はコロナ禍で中止していたが、3年ぶりに開催。宇部手話会や宇部市パラスポーツクラブ、宇部市民活動センターなど15団体がブースを設けて活動内容を紹介したほか、会場を提供した同ホテルを運営するユービーイ―ホテルズの労働組合が、カレーなどの軽食販売や献血、募金活動を行った。
当日は約450人が来場(主催者発表)。ステージイベントとして、東京パラリンピックのマラソン女子視覚障害クラスの金メダリストで下関出身の道下美里さんを招いた対談や音楽のコンサート、ウオーターアートパフォーマンスが行われたほか、同ホテルの食事券が当たる抽選会や野菜の詰め放題企画なども行われるなどして盛り上がりを見せた。
同プロジェクト実行委員長の麻生隆義支配人は「多くの協賛や後援を頂き、たくさん来場していただいたおかげで盛況に終わり、本当にありがたい。障がい者の雇用などにつながり、支援の輪がさらに広がっていけば。今後も、さらにこのプロジェクトを成長させていきたい」と話す。