24時間無人営業の室内ゴルフ練習場「インドアゴルフ防府」(防府市国衙4、TEL 080-3897-9660)が2月9日、オープンした。
運営は、フットゴルフ選手として活躍する安村翼さんが経営する「SOLBLANCO(ソルブランコ)」(防府市酢貝)。安村さんは、ワールドカップの元日本代表で、2019年にはアジアカップのチャンピオンになった経歴を持つ。
安村さんは「小学3年の娘がゴルフを始めたことで、身近にゴルフができる環境を作りたいと思った。スポーツイベントなど『人と接する事業』を展開する中で、コロナ禍での新しい事業を模索していた。地域の方にライフスタイルに合わせた低価格の練習場を提供することで、より気軽にゴルフを楽しむ人を増やしたい」と話す。
無人運営システム「SMASSO(スマッソ)」を利用したセルフチェックイン・セルフチェックアウト方式。店内には、ゴルフシミュレーター3打席を用意し、幅・高さ・奥行き3メートルのスクリーンに向かってボールを打ち込む。
弾道測定が可能な「スカイトラック」を全打席に完備し、一球ごとに飛距離、ヘッドスピード、ボールの回転数、打ち出し角度などがデータで分かるため自己分析ができるという。コースラウンドモードと練習モードが選択できる打席も備え、スイング分析を行う「スイングチェックカメラ」を設置している。
安村さんは「反復練習で技術向上に取り組みたい、スピン量や各種数値が知りたいといった中・上級者から、これからゴルフを始めてみたいという初級者の方まで、気軽に利用してもらえれば」と話す。
予約はプレー開始20分前まで。クレジットカードまたはPayPayで支払いし、予約完了後に入室用の暗証番号が発行される。打席BOX1・2=1時間1,500円(定員2人)、同3=同3,000円(定員4人)。追加延長にも対応する。クラブやグローブは無料でレンタル可。
安村さんは「ゴルフは年齢・性別・体力に関係なく、誰でも、いつからでも楽しめる生涯のスポーツ。天候にも左右されない快適な空間で、24時間好きな時間にフィットネスクラブの感覚でゴルフを楽しんでほしい。女性、若い世代、ゴルフ場をリタイアしたシニアなど、多様な人たちが『あ、ゴルフがしたい』と思い立ったときに気軽に利用できる場所として、生活の一部に溶け込む存在になれたら」と話す。
「軌道に乗れば、シュミレーションゴルフスタジオがない地域への出店も考えている。今後はイベントなども企画して、ジュニアゴルファー人口を増やしていきたい。学校終わりの習い事の選択肢の一つにもなれば」と意気込む。
時間帯によってスタッフが常駐する日はインスタグラムで知らせる。