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山口の児童クラブで「食育イベント」 職人の技術と命の大切さ学ぶ

解体ショーを見る児童たち

解体ショーを見る児童たち

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 食育イベント「山口を食べちゃろう♪~オリジナル丼をつくろう~」が3月24日、大歳小学校(山口市矢原)の児童クラブ「さわやか学級」で行われた。

解体ショーの様子

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 鮮魚やすし、仕出し料理などの店「いちやなぎ」(旭通り2)が提供する「出張シェフサービス」が協力し、2019年度に始まった同イベント。3回目の開催となる今回は、同クラブのお別れ会イベントとして児童約160人と支援員20人が参加した。

 同クラブ代表の山本詳子さんは「同店の代表と縁があって実現した。子どもたちが笑顔で過ごせるようにと、支援員が一つになって頑張ってきた集大成のイベント。このイベントを通じて命を頂くということ、命の大切さが伝われば」と話す。

 同クラブでは、一年を通じて地図を覚えながら全国の名産品を味わうという取り組みを行ってきた。当日は、その一環として「山口の名産品を改めて知ろう」というテーマで、萩産のタイなどを使ったオリジナル丼や防府産のみそを使ったみそ汁、山口県産のイチゴなどを振る舞った。

 オリジナル丼に使ったタイやサーモンは、同店の一柳達也社長や板前スタッフによって子どもたちの目の前で解体し、子どもたちが盛り付けを行い、食事の前には箸の使い方のマナー指導も行った。

 参加した3年生の女子児童は「目の前で解体ショーを見てかっこよかった。手際が良くて、手のひねり方などすごいと思った」と笑顔を見せた。

 一柳社長は「子どもたちは日本の宝。飲食店が教育に関われる場が限られる中、このようなイベントを実施でき、こちらが元気をもらえた。食育に関わる者として、今後もクラブと協力しながらイベントを継続していきたい」と話す。

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