小料理店「良り道」(宇部市中央町3、TEL 050-8888-0836)が宇部にオープンして1カ月がたった。オープン日は6月20日。
店主の杉本亮さんと妻・直子さんは宇部出身で、杉本さんが山陽小野田の割烹店や、宇部市内のホテルで和食職人として経験を積む中で直子さんと出会い結婚。それぞれが思い描いていた自分の店を持つという夢を叶え、夫婦で開業した。
杉本さんは「店名は、ふらっと気軽に店に寄り道してもらい、来店してくれた方のその先に良い道が続くようにと願いを込めて名付けた。周りに助けてもらってばかりでまだ未熟だが、恩返しできるように成長していきたい」と話す。
店舗面積は約18坪。店内に、オープンキッチンのカウンター席6席と座敷席8席を設ける。
同店が提供するのはシンプルな和食で、日替わりの魚料理は、その日の朝に仕入れた新鮮な魚を使い、西京焼き、塩焼き、幽庵焼き、煮つけなどさまざまな調理法で提供する。
メニューは、「お造りの盛り合わせ」(時価)や「ふぐの唐揚げ」(1,800円)、石川県の郷土料理「鷄もも肉の治部煮(じぶに)」、「鷄もも肉塩麹(こうじ)焼き」(以上990円)、「出汁(だし)巻き玉子」(880円)、「南蛮漬け」「季節の和え物」(以上550円)などの小鉢、「海鮮出汁茶漬け」(990円)など。
このほか、杉本さんが「きまぐれ」で用意する日替わり限定メニューなども提供し、ドリンク類は、瓶ビール、日本酒、焼酎、梅酒、ソフトドリンクなどを用意する。客単価は5,000円前後。
杉本さんは「酒の種類は、ほかの店に比べるとかなり少ないが、数が少ないながらも私たちがおいしいと感じたものだけを選んで置いている」と話す。
妻の直子さんは製菓衛生師の資格を持っており、「落ち着いたら、昼に軽食とデザートが楽しめるようなカフェタイムを始めたい。ゆったりとした空間でおいしいお酒と食事を楽しんでもらえるように、夫婦でおもてなしができれば」と笑顔を見せる。
営業時間は、18時~22時。