女性農家によるマルシェイベント「宇部・美祢地域ステキ女子マルシェ」が10月28日、山口宇部空港に隣接する「ふれあい公園」（宇部市沖宇部）で開かれる。

過去のイベントの様子

　同イベントは、山口県内の若手女性農林漁業者「やまぐち農林漁業ステキ女子」のうち、宇部・美祢・山陽小野田エリアで活動するメンバーで構成する実行委員会と、美祢農林水産事務所（美祢市大嶺町東分）が主催する。

　実行委員の縄田加奈江さんは「宇部・美祢・山陽小野田のメンバーでの開催は初めて。会場選びから企画まで、県と協力しながら全て手作りで行った。新たに大型遊具が設置され、若い人が集まっているということで同公園で行う。自分たちの活動を知ってもらえれば」と話す。

　当日は、美祢地域から「とよたファーム」（梨、米）、「村上農園」（ごぼう、じゃがいもなど）、山陽小野田地域から「五十嵐農園」（とうもろこし）、「ごろうのはたけ」（ミニトマト、ジュース、ジャムなど）、「藤井牧場」（牛乳試飲）、「ゆめ農房川上」（赤飯、米粉シフォンケーキなど）、宇部地域から「田中園芸」（花苗、ユリ球根つかみ取りなど）、「縄田農園」（ズッキーニ、リンドウなど）、「まこっこ農園」（白ネギなど）、「実り屋」（ジャム、野菜、米）の10軒の農家が参加する。

　子育て世代をメインターゲットに据え、未就学児向けの「託児コーナー」を設置するほか、農作物や酪農に関するクイズなどを行う。山口県PR本部長の「ちょるる」も来場する。

　縄田さんは「どこにどんな農家さんがいて、どこで生産物を買えるのかなど、個別に質問を受けることが多かったので、それらをしっかりと紹介できる機会にしたい。子育て世代は影響力が大きいと思うので、そこからほかの世代に波及していけば」と話す。

　「自信を持って紹介できる出店者がそろっている。皆さんに楽しんでもらいたいし、自分たちも楽しみたい。頑張って作った物を持って行くので、消費者の皆さんとつながることができれば」とも。

　開催時間は10時30分～13時。雨天時は11月4日に延期。