スペイン料理を楽しむイベント「恋するピンチョス2023」が現在、山口市内の飲食店で行われている。主催は、山口商工会議所など市内の企業・団体でつくる「日本のクリスマスは山口から実行委員会」。
1552年、現在の山口市でキリストの誕生を祝う祭典「降誕祭」が行われ、これが日本で初めてのクリスマスを祝う行事とされていることを記念した事業「日本のクリスマスは山口から」の一環。
12月31日までの期間中、山口市内の飲食店が、スペイン・バスク地方の前菜である「ピンチョス」(一口サイズの軽食)やディナーなど、クリスマスオリジナルの限定メニューを提供する。
参加店は、「ISO’S BAR」(お通しピンチョス)、「イタリア食堂ベケ!?」(イブのイタリアンディナー)、「Sandwich et Traiteur A.B.C(エービーシー)」(クリスマスオードブルセット)、「Calvo(カルボ)」(クリスマスディナー)、「VOLPE BIANCA(ヴォルぺ ビアンカ)」(パニーニ)、「小ホホ(おほほ)食堂」(クリスマス「ミニセット」)、「二度寝の長州」(バインミー、カスクートなど)、「grigio(グリージョ)」(スパークリングワイン)、「cafe & pub kirikou(キリク)」(ピンチョスセットなど)の9店舗。各店で提供期間は異なる。
山口商工会議所オール山口ブランド推進課の南和宏さんは「今年で4回目となるが、開催の問い合わせもあり、少しずつ認知されてきた様子。『食』が、歴史に思いをはせるきっかけとなり、大内氏とフランシスコ・サビエルのきずなを感じてもらえれば。初参加店もあるのでお店を開拓する機会にもなれば」と話す。
今回は、参加店舗で対象メニューを利用すると、ほかの参加店舗で使用できる2,000円分のクーポン券を進呈する「シールくじ」を初実施する。
そのほか、同事業では「12月、山口市はクリスマス市になる」をキャッチコピーに、山口県立美術館横の「亀山公園」や山口市中心商店街、JR新山口駅などをイルミネーションで飾る「灯(あか)り」、コンサートや音楽祭などの「音楽」、「美術・舞台」、「食」など、多彩なイベントを展開する。