YIC調理製菓専門学校(山口市小郡黄金町)で12月12日、在校生が調理と接客を担当する「YICカフェ」が開かれた。
同校の製菓衛生師科の学生が、これまでに習得した技術を披露する取り組み。今月19日には調理師科の学生が「YIC食堂」を開く。
宇土育美副校長は「毎年開催している食堂は楽しみにしてくださる方が多く、問い合わせがあるほど。今年は調理師科2年コースが休止中で予定が空いていたこともあり、代わりに製菓衛生師科によるカフェを初めて行った。カフェ業界に就職を希望する学生も多いので、卒業後に即戦力になれるような経験になれば」と話す。
「YICカフェ」では、キッシュやホットドッグなどの食事メニューに加え、ブッシュドノエルやフランボワーズムースなどのデザートに力を入れる。「YIC食堂」では、ハンバーグや揚げ魚の野菜あんかけなどをメインにした定食を提供する。
宇土副校長は「1年で基礎を身につけて卒業するのはハードだが、人とのふれあいやお客様の声を聞くという実体験を卒業後に生かしてもらえれば。学生が作る料理はまだまだ未熟な部分もあると思うが、一生懸命気持ちを込めて作っているのは伝わるはず。学生のおもてなしや笑顔も楽しんでもらいたい」と話す。
営業日は、YICカフェ=1月23日、2月6日。YIC食堂=12月19日、1月16日・30日。営業時間は、11時~12時、12時~13時の2部制。提供するメニューは日替わり。定員28人、完全予約制。