宇部市内の中小企業向けに「はじめてのリスキリングセミナー」が3月11日、宇部市役所(常盤町1)で開かれる。現在、参加者を募集している。
主催する宇部市商工振興課の河内厚司係長は「最近、有識者会議などで中小企業が人材確保に悩んでいるという声を耳にする機会が増えた。『人材確保』というと採用の話になりがちだが、それだけではなく、今いる従業員に新しいスキルを身につけてもらい、今まで以上にできることを増やすための人材育成も大切だと伝えたい」と話す。
同セミナーは経営者や経営幹部を対象に、「社員のスキルアップで次世代へ!!」と題し、リスキリングの必要性やその手法について理解を深め、企業の成長にどうつなげていくかを学ぶのを目的とする。
講師の川井健史さんは、リクルートスタッフィング及びリクルートで人材ビジネスや事業企画、新規事業構築などを経験し、現在は「合同会社持続可能」のCEOと人的資本経営デザイナーを務めるほか、2020年からは企業のサステナビリティ経営を支援するコンサルティングに取り組んでいる。
当日は3つのプログラムを展開し、「リスキリングとは?その必要性とは?」で川井さんによる解説を行い、「リスキリングの具体事例を学ぼう!」「宇部市産業人材育成支援事業のご紹介」で、具体的な取り組みにつなげることを目指す。
河内係長は「従業員に新たなスキルを身につけてもらうのは、企業にとっても重要なテーマだと思う。具体的な取り組みについても学べる機会になっているので、ぜひ参加してもらいたい」と呼びかける。
開催時間は14時~16時。定員は先着30人で事前の申し込みが必要。申し込み期限は2月13日。